電力の節減と太陽光発電について:
電気の消費を減らすために太陽光発電という手段があります。太陽光発電に関しては賛否両論がありますが、ある程度普及が進んでいるようです。我が家でも、といいたいところですが、いくつか検討しなければならない障害があります。
経済性はどうでしょうか?太陽光発電による電気代の節約と、システムの導入のための投資を考えた場合、おおむね、元を取るのに17~20年くらいかかるようで、しかも太陽電池パネルの寿命は20年とされていますので結局元が取れずじまいになる恐れが大きいのです。せめて今のコストの半分、10年で元が取れる位にならないとだめでしょうね。
それから長年思ってきたこと、太陽電池パネル製造時にかなりの炭酸ガスを出しているのではないか、という疑問です。半導体ですから電力その他かなりのエネルギーが生産に投入されているはずだからです。
これについては、EPT(Energy Pyback Time)という指標があり、システムの生産から廃棄までに必要なエネルギーを、そのシステムが1年間に発生できるエネルギーで割った数字、つまりエネルギーの元が何年で取れるかという指標です。これが太陽光発電の場合、大体1.5~2.0年ということです。これはおおむね炭酸ガスの排出割合と同じだと思いますので、炭酸ガス排出の観点からは太陽光発電は有効ということになります。
経済性の観点から、我が家では当分は太陽光発電の導入は見送りですね。
当面は出来るだけ節約という消極的な努力しかないようです。我が家ではすでに全ての電灯は蛍光灯になっていますし、パソコンもデスクを離れるときはスタンドバイ状態にしています。
写真はモネの家のお花です